スナックの「ママ」が起業支援!? 夢を共有し、実現するコミュニティ

藤沢市の「イノベーションスナックみらぼ」は、起業志望者や企業人が訪れて夢を語り、その夢を共有する場所だ。起業経験者など多彩なプロフェッショナルが「ママ」を務め、壁打ちの相手になったり、人と人をつなぐ架け橋の役割を担う。みらぼからは数々のプロジェクトが生まれている。

メンターや先輩起業家が
夢を後押しするコミュニティ

鈴木 良隆

鈴木 良隆

株式会社セット インキュベーション事業部 部長
イノベーションスナックみらぼ 発起人
1983年生まれ。神奈川県藤沢市出身。22歳から不動業界で約20年、売買賃貸問わず不動産に関わる様々な職種を経験。藤沢市内でレンタルオフィスを5施設、2023年ものづくり系ベンチャー企業向け湘南藤沢インキュベーションLABOの開所を行う。2022年7月にオープンした「イノベーションスナックみらぼ」の発起人。一般社団法人 藤沢起業家支援まちづくり協会の理事を兼務。

藤沢市にある「イノベーションスナックみらぼ」の店内の棚にはウィスキーのボトルが並び、カウンター席とボックス席には赤いベロア生地の椅子が置かれ、さながら昭和のスナックの雰囲気が漂う。しかし、ここに集まるのは起業志望者や企業人、実業家たちであり、夢の実現を後押しするコミュニティが育まれている。

スナックみらぼで日替わりで「ママ」を務めるのは、起業経験者や経営者、中小企業診断士や行政書士などの士業、起業支援の専門家やクリエイターなど、多彩なプロフェッショナルの人たちだ。「ママ」とはメンターであり、訪れた人の相談に乗ったり、アイデアや発想を広げる壁打ちの相手をしたり、利用者同士をつなげたり、他の日の「ママ」を紹介してお客が抱える課題解決をサポートしたりする。

スナックみらぼは火~金曜日の19時~23時、土曜日18~22時に営業し、完全メンバー制だが、登録すれば誰でも利用できる。入店のドロップイン料金は1000円で、…

(※全文:304文字 画像:あり)

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