神奈川県教育長 共生社会の実現へ「人間力あふれる」人を育てる

神奈川県では、子どもたちの「思いやる力」「たくましく生きる力」「社会とかかわる力」の育成を目標に掲げ、「ともに生きる社会」の実現を目指したインクルーシブ教育にも力を入れている。神奈川県の教育行政の取組と展望について、花田忠雄教育長に話を聞いた。

自己肯定感を育む
教育活動に力を注ぐ

花田 忠雄

花田 忠雄

神奈川県教育委員会 教育長
1963年生まれ。1985年、神奈川県庁に入庁。教育局教育環境整備担当部長、くらし安全防災局長等を経て、2022年4月に神奈川県教育委員会教育長に就任。

──神奈川県の教育行政が目指す方向性について、どのように描かれていますか。

本県では、明日のかながわを担う人づくりを推進するために、教育の総合的な指針として「かながわ教育ビジョン」を2007年に策定しました。その中で「未来を拓く・創る・生きる 人間力あふれる かながわの人づくり」を理念として掲げ、「思いやる力」「たくましく生きる力」「社会とかかわる力」の育成を進めています。

近年、社会は大きく変化しています。グローバル化やSDGsの進展、AIの浸透など、「かながわ教育ビジョン」を策定した約20年前には、あまり目にしなかった言葉が聞かれるようになりました。こうした変化に対応しながら、…

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