若い世代の心に火 高知から100の新規事業と300人の起業家人材を

事業創出と人材育成に注力し、高知県の産業振興に貢献するアルファドライブ高知。長期ビジョンとして、高知から100の新規事業と、300人の起業家人材を生み出すことを掲げる。そのビジョンにかける思いと創業以来の手応えについて、代表取締役社長の宇都宮竜司氏に聞いた。

新規事業開発に向け
「メンター」として伴走

宇都宮 竜司

宇都宮 竜司

株式会社アルファドライブ高知 代表取締役社長
京都大学大学院化学工学専攻修了。リクルートにてオープンイノベーションプログラムを通じて300社以上のスタートアップ企業を支援の後、高知県に移住。IT関連企業の新規事業部門責任者として複数の新規事業を立ち上げ、全社経営戦略策定を行う。2019年、株式会社アルファドライブ高知の代表に就任。Ryomafrogs実行委員長。

アルファドライブ高知は、東京に拠点を置く株式会社アルファドライブと株式会社ニューズピックスの統合事業である「AlphaDrive/News Picks」とも連携しながら、「高知から100の新規事業と、300の起業家人材を生み出す」というビジョンに向けた取り組みを進めている。

創業した2019年度に高知県とともに取り組んだのが、県内事業者の企業内新規事業開発を支援する「高知県社内起業家(イントラプレナー)育成支援講座」だ。参加者は全7回の座学で、企業内で新規事業を生み出す手法を学びつつ、実際に新規事業のアイデアを検討し、仮説検証を繰り返しながら事業計画を策定し、経営陣へのプレゼンテーションを行った。

同講座の肝は、宇都宮氏をはじめとした専門スタッフが参加者に寄り添い、月に1~2回程度…

(※全文:2022文字 画像:あり)

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