食で稼げる人を育てる プロフェッショナルの「人づくり」の流儀

高知大学では、食品産業のリーダー人材の育成に向けて、2008年度から土佐フードビジネスクリエーター人材創出事業(土佐FBC)を展開。受講を契機とした商品売上の総額は累計40.5億円にのぼる。特任講師を務める松田高政氏は、自らが食のプロ人材であり国内有数の実績を誇る。

高知には豊富な食の資源がある

松田 高政

松田 高政

株式会社こうち暮らしの楽校 代表取締役
高知大学 土佐フードビジネスクリエーター 特任講師
高知県大月町生まれ。大学卒業後、高知県内のシンクタンクに研究員として勤務。2007年に独立し、こうち暮らしの楽校を設立。現在、高知大学 土佐フードビジネスクリエーター(土佐FBC)にて食のプロ人材の育成に従事。農林水産省6次産業化エグゼクティブプランナー、国家検定「食の6次産業化プロデューサーレベル6(最高段位)」国内唯一の認定者。

高知大学の土佐フードビジネスクリエーター人材創出事業(土佐FBC)は地域の産学官が連携した教育プログラムであり、食品の生産・加工技術だけでなく、経営の知識・ノウハウを身につけることができる。現在、土佐FBCでマーケティングや事業計画などの授業を担当しているのが、株式会社こうち暮らしの楽校の代表、松田高政氏だ。

松田氏は長年、地域産品の商品開発・販路開拓を支援し、国内で唯一、国家検定「食の6次産業化プロデューサー」でレベル6(最高段位)の認定者でもある。

高知県出身で実家が農業を営んでいる松田氏は、早くから食ビジネスの振興に関心を抱き、東京の大学を卒業してUターンし、地元・高知の地域づくり系シンクタンクに勤務した。研究員の仕事で県下全ての市町村・集落を訪ね、…

(※全文:304文字 画像:あり)

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