高知大学長 あらゆる人を「高知大学人」に、地域を支える大学を目指す
課題先進県である高知県において、「地域を支え地域を変えることのできる大学」を目指して、教育研究活動の強化を進める高知大学。「Super Regional University」の目標を掲げる高知大学の取り組みについて、櫻井克年学長に話を聞いた。
地域の多様な人たちが集う
「新結合の拠点」に

櫻井 克年
高知大学長
1957年生まれ。農学博士(京都大学)。1981年3月京都大学農学部卒業。1986年5月同大学大学院農学研究科博士後期課程研究指導認定退学。同年10月より同大学農学部助手。1989年7月より高知大学農学部助教授。1997年4月より同大学農学部教授。2004年4月より同大学農学部副学部長。学長特別補佐、経営・管理推進本部長、副学長、理事と歴任し、2018年4月より現職。専門は熱帯土壌学。
──高知大学では、「Super Regional University」を目標に掲げています。
高知県は少子高齢化や中山間地域対策など、近い将来、日本の多くの地域で深刻化していくであろう問題を15年先取りした「課題先進県」です。こうした状況の中で持続可能な地域社会を形成するために、高等教育機関の役割はますます重要となっています。
本学は法人化以降、地域に根差した大学としてビジョンを進化させ、改革を進めてきました。私が学長に着任した2018年4月以降は、Super Regional University(SRU)となることを目標に掲げ、日々切磋琢磨してきました。2021年4月には、本学がSRUとして発展していくための今後10年間のビジョンとして「高知大学Grand Design 2030」も策定しました。
地域のあらゆる人に学びの場を提供するとともに…
(※全文:2062文字 画像:あり)
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