武蔵美 東京都「大学発スタートアップ創出支援事業」に採択

武蔵野美術大学(所在地:東京都小平市)は、東京都のスタートアップ支援事業の一つである「大学発スタートアップ創出支援事業」に参画することが決定した。同事業を通じて、美術・デザインを学び、新たな価値創造力を持つ武蔵野美術大学の学生が、社会価値創出、社会課題解決をもたらす創造的で持続可能な起業支援環境を整備し、起業した取り組みの成長と発展を総合的に支援することで、海外進出や官民協働も視野に入れた、幅広い「クリエイティブスタートアップ」の未来を共に築くことを目指すとしている。

今回の事業において、武蔵野美術大学は以下の取組を行う。

・起業支援に関する学生相談窓口を設置し、就職支援、作家支援と合わせて大学の総合的キャリア支援体制の構築を目指す。

・学内に眠るクリエイティブ思考を基点とした起業アイデア、起業マインドの掘りおこしを行い、起業意識の向上を目指す。

・アクセラレータプログラムを整備し、起業アイデアを具体的な形にするプログラムを構築。

・市ヶ谷キャンパス7階「Co-Creation Space Ma」を活用、提供し、同事業を通じて起業した学生の事業支援に取り組むとともに、企業や自治体とのネットワーク構築および企業からの支援体制を整備。

・同事業に採択されている他大学との連携を深め、多様な専門分野の学生が交わるプログラムを構築。

東京都「大学発スタートアップ創出支援事業」は、東京都が2022年11月に策定したスタートアップ戦略「Global Innovation with STARTUPS」の取組の一つとして、知の拠点である大学が集積する東京の強みを活かし、大学等の優れた研究シーズやアイデアの事業化を促進するため、今年度新たに開始されたものだ。

同事業では、東京都とコーディネーターが連携し、大学発スタートアップの創出に向けた各種取組に対して、経費支援及び民間アクセラレーター等とのマッチング、学内の体制整備に向けたコンサルティング等伴走支援が行われる。なお、同事業には「事業化促進型」と「環境構築型」があり、武蔵野美術大学は参画大学で唯一の「環境構築型」として採択された。

 

武蔵野美術大学・プレスリリースより