情報が氾濫するデジタル時代の必須スキル「読解力」をどう養うか
「情報の洪水」を超え、「情報の氾濫」ともいわれるような現代では、文章をじっくり読む機会が減り、人々の読解力低下も指摘される。ペーパーレス化などで読み方の変化も生じる中、どうすれば読解力を向上させられるのか、国語講師の吉田裕子氏に聞いた。
情報が「氾濫」する中での
読解力低下やトラブルの発生
吉田 裕子
インターネットの普及に伴い、情報の洪水といわれる時代が到来し、今や洪水を超えて『氾濫』ともいえるような状況になっている。「今は、SNSで流れていく情報や、ネット上に氾濫する情報をスマートフォンなどでサッと読むのが、『読む』ことの主流になっています。このような中、読解力の変化や、それにかかわるトラブルも生じています」と吉田氏は言う。
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