イントレプレナーに求められる、当事者意識と組織を動かすスキル

バブル崩壊以降、諸外国企業の後塵を拝していると言われる日本の大企業。しかしその中にも組織や社会を変えるため奮闘する社員たちがいる。社内起業家に求められるマインド・スキルについて大企業で変革を実践するONE JAPANの山本将裕氏に聞いた。

組織を、社会を変えるという
当事者意識

山本 将裕

山本 将裕

ONE JAPAN 共同発起人・共同代表
2010年にNTT東日本に入社。初期配属地では東日本大震災を経験。2015年よりNTTグループ内組織活性有志活動「O-Den」を組成。翌年には、ONE JAPANの共同発起人となる。現在は共同代表。2016年経産省のイノベーター育成プログラム「始動」2期生。2017年より有志のプロジェクトでNTT東日本アクセラレータープログラムLIGHTnICの立上げ。2020年3月31日に退職。フリーランスでスタートアップ支援。9月にNTTドコモに参画。新規事業開発プログラムや企業内大学を運営。

ONE JAPANは、新規事業立ち上げや社内変革を目指す大企業の若手・中堅ビジネスパーソンの有志団体をつなぐ実践コミュニティだ。2016年に山本将裕氏と濱松誠氏によって設立され、活動は6年目を迎えた。

メンバーは30代前半の世代が中心で、会社での所属は経営企画部、新規事業部、営業部、人事部、エンジニア系などバラエティに富む。「外部の人とのつながりや、異なる立場や領域の中に踏み込んでいく『越境』を求めていたり、強い好奇心をもっていたりする人が多い」と、山本氏は分析する。

(※全文:2086文字 画像:あり)

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