補正予算が成立 教師にも1人1台端末整備へ

令和3年度の補正予算が12月20日、参議院本会議で可決、成立した。文部科学省関連予算は合計1兆5487億円。学校教育関係では、GIGAスクール構想を更に進めるために215億円が計上された。

GIGAスクール構想により、児童生徒の1人1台端末や校内ネットワーク環境などが整備された。一方、地域によっては、教師が1人1台端末環境ではなかったり、ネットワーク環境が十分でなく、ICTを活用した教育がスムーズにできない、端末等の運用保守の学校への負担という課題も浮かび上がっている。 

今回の補正予算では、「教室環境の改善」として84億円を計上。教師にも1人1台端末を整備するとともに、高機能なカメラやマイク、大型提示装置など遠隔授業実施環境の高度化の支援を進める。また、「学校の運用支援、教師のサポート」として52億円を計上。学校への支援をワンストップで担う「GIGAスクール運営支援センター」を各都道府県等に緊急整備し、全国一斉に学校ネットワークの点検・応急対応の実施を進める。補正予算の詳細は下記を参照。

https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420672_00002.htm

21.12.22news1

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