電動自転車やSDGsテーマに中高生がコピーを応募 第59回宣伝会議賞

月刊『宣伝会議』が主催する、広告表現のアイデアを公募の広告賞「宣伝会議賞」の贈賞式が、2022年3月10日に開催された。

第59回となる今回は、応募総数64万8,138点の中から、6,265点が一次審査を通過、さらに二次審査・三次審査を経て、ファイナリストとして24点が選出された。グランプリはオトバンク社の「オーディオブックで「聴く読書」を日本に広げるアイデア」として、宮崎響氏が応募したキャッチフレーズ「それではお聴きください。川端康成で伊豆の踊り子。」がグランプリを獲得した。

また、中学生〜高校生を対象に募集された「中高生部門」では、下記の2作品がグランプリに選出された。

第59回宣伝会議賞のイメージキャラクターで、贈賞式のプレゼンターを務めたYOASOBIのAyase氏は、中高生部門の受賞作に対し、「YOASOBIは、小説を原作として音楽をつくることをコンセプトとしています。とはいえ、まだまだそれを知らない方がいるのも現実。小説と音楽を行き来するということを、簡潔に言い表してくれました」とコメント。シンプルながら印象の強い言葉選びは、SNSなどに日常的に接する若い世代ならではの感性と言えそうだ。

グランプリ
「 ヤマッハ 」
受賞者:伊藤 紗妃さん
(ヤマハ発動機:「電チャリ」に乗って学生生活を送りたくなるアイデア)
グランプリ
「 俺、スカートはきたい。 」
受賞者:笹嶋 一斗さん
(特別課題:中高生がSDGsに積極的に参加したくなるコピー)

22.4.5news4

贈賞式で宮崎響氏(右)に花束を渡すプレゼンターのYOASOBI・Ayase氏(左)、ikura氏(中央)