ヤフー、グループ横断でAI人財育成 才能と情熱を解き放つ経験学習システム

2021年3月のLINEとの経営統合により、国内総利用者数3億超のインターネットサービス企業グループになったZホールディングス。ヤフー・LINEを核としたグループ企業横断のナレッジ共有や経験学習で学びの環境をつくる、AIテックカンパニーの人財開発の裏側に迫った。

業種・職種を問わず
AI リテラシーが必須に

本間 浩輔

本間 浩輔

Zホールディングス株式会社 執行役員人財開発担当
2000年にスポーツナビを起業、取締役に就任。2002年に同社がヤフー傘下入りした後、2012年ヤフー株式会社人事本部長、コーポレート統括本部長を経て、2018年4月より常務執行役員コーポレートグループ長に。2019年Zホールディングス株式会社 常務執行役員に就任し、同年10月よりZホールディングスにてグループ全体の人材開発を担当。2021年3月より現職。

Zホールディングスは2021年7月、AI(人工知能)を活用できる人財をグループ横断で育成するコミュニティ発足を発表した。まずは中核企業であるヤフー、LINEに加え、ZOZO、アスクル、一休の計5 社が主導する。

「技術変化の激しい世の中で企業として生き残っていくためには、2万3000人のグループ従業員一人ひとりの成長が欠かせません。昔は業種のひとつに過ぎなかったインターネットが、あらゆる産業に不可欠な横糸になったように、AIも誰もが知っているべきテクノロジーになるでしょう。萌芽期のうちに、何が出来るかだけでなく、個人情報保護などを中心とするガバナンスやセキュリティにもつながるものだということを、職位・職種を問わず理解しておきたいと考えています」と、執行役員人財開発担当の本間浩輔氏は語る。本間氏は、ヤフーでの実体験をもとに、Zホールディングスでの人財開発も推し進めようとしている。

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