農業DX構想を実現する、省内データサイエンティストの育成

農業DX構想を掲げ、他省庁に先駆けて行政DXを進める農林水産省では、データサイエンティスト人材を省内で育成するため、2020年度から本格的な研修を開始した。各部署にエバンジェリストとなる人材を育成し、全省にデジタル化を広めていく方策について聞いた。

農業DX構想
行政手続をすべてオンライン化

信夫 隆生

信夫 隆生

農林水産省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官
1991年農林水産省入省。2019年7月より現職。農業のデジタルトランスフォーメーションの実現に向けた政策や組織の業務見直しを統括。デジタルの力で消費者に新たな価値を創造・提供できる農業(FaaS)の実現を目指す。早稲田大学法学部卒。独・ゲッティンゲン大学法学修士。

農林水産省は、「農業DX」の実現に向けた取り組みを進めるため、2020年8月に、DX推進の専任組織「デジタル戦略グループ」を発足。2021年3月には「農業DX構想」を策定するなど、他省庁に先駆けて行政DXを推し進めてきた。

(※全文:2153文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。