デジタル庁の人材登用 リボルビングドア設計で人材流動のハブに

「デジタルの活用で多様な幸せが実現できる社会を目指すデジタル庁。官民から登用する職員については、人材が流動的に行き来する「リボルビングドア(回転ドア)」の仕組みを目指す。専門人材が一部の企業に偏っていることが問題視される中、デジタル人材の流動性創出が期待される。

デジタル・ガバメントの
司令塔を目指す

斉藤 正樹

斉藤 正樹

デジタル庁 リードリクルーター
民間企業で約10年間採用業務に携わった経験をもとに、2019年にHRTech(人事×テクノロジー)関連の会社を設立。2021年4月にデジタル庁第1回目の採用公募で採用され、内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室にて同庁の創設に携わる。組織作りの豊富な経験を活かすべく、デジタル庁のリードリクルーターとして手腕を振るっている。

2020年に改定された国の「デジタル・ガバメント実行計画」では、行政のデジタル化の取り組み加速が掲げられ、「国・地方デジタル化指針」が盛り込まれた。そこでは、国・地方の情報システムの共通基盤となる「ガバメントクラウド(Gov-Cloud)」の整備や、国・地方のネットワーク構造の抜本的な見直し、自治体業務システムの標準化・共通化・Gov-Cloud活用などの施策が挙げられている。

(※全文:2068文字 画像:あり)

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