産学協働イノベーション人材育成協議会、カナダの類似機関と連携を開始

一般社団法人・産学協働イノベーション人材育成協議会、通称C-ENGINEは10月4日、カナダ政府系の産学連携組織であるMitacsと、両機関の大学院生・博士研究員を対象にした日本・カナダ間の国際研究インターンシップの実施に向けて、基本合意を結んだ。

C-ENGINEは2014年に発足した産学連携コンソーシアムで、東京大学、京都大学を始めとする18の有力大学と、日立、パナソニックを始めとする31の大企業で構成される。イノベーションを担う次世代の研究者を育成すべく、理系の大学院生を対象に、企業・大学間の研究インターンシップを行っている。

今回の合意によりC-ENGINEとMitacsは、国際インターンシップの実施に向けて、まずは制度整備を行っていくことになる。インターンシップが実現すれば、日本の企業がカナダの大学の知識・技術にアクセスし、それらを取り込むこと、また日本の大学院生・研究者が国際的に活躍することが可能になり、両国の教育、学術、産業の発展をもたらすことが期待される。

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