「2023年必要とされたスキルランキング」を公開 ランサーズ

ランサーズ株式会社(本社:東京都渋谷区)は、フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」において集計したフリーランスが「2023年必要とされたスキルランキング」を公開した。同調査は、2023年の仕事カテゴリ別の発注数や、「Lancers」でスキルを購入・販売できる「パッケージ方式」内で検索されたキーワードを抽出・前年比較しランキングにしたものだ。

昨年12月に公開した同調査でも傾向として表れていたが、新型コロナウイルスの影響から仕事のオンライン化が定着したことにより、営業やオンラインマーケティングといった売上に直結するが、採用難易度が高く人手が足りない部分をプロフェッショナルなフリーランスに依頼することが増えている。

そのため、2023年も営業に関連する仕事の発注数の増加が顕著に表れ、「セールス・ビジネスサポート」が1位、「営業」が4位、「カスタマーサポート」が6位、「資料作成サポート」が7位にランクインした。テレアポ等の営業代行だけでなく資料作成やトークスクリプトの作成などの発注も増加している。

また、“アフターコロナ ”と称される現在は、オンラインとオフラインが融合したマーケティング施策の必要性が増していることもあり、「Webマーケティング・集客」が3位にランクイン。マーケティング需要に関連して、SNSで使用するショート動画やYouTube動画の制作・編集等が含まれる「動画編集・映像制作」も9位にランクインした。

さらに、アプリケーションの自動化や機能の修正を行う「アプリケーション開発」が2位にランクインした。生成AIと連携するサービスの開発も一部含まれるため、ChatGPTの台頭なども要因のひとつと見られる。

ランサーズでは、これまでのフリーランス市場において発注が主流であった開発やライティング、デザイン関連の仕事だけでなく、営業・マーケティングのようなビジネスの中心となって売上を作る仕事について、AIと共創する時代の中でも人が対応することに価値を感じる企業が多いことや、IT人材不足、労働人口の減少等の影響から今後も需要が高まると推測している。

ランサーズ株式会社・プレスリリースより