プロボノは気付きや学びの宝庫 自身や組織に経験を還元できる
身に付けたスキルや経験を社会課題解決の推進力とする「プロボノ」。社会貢献活動である一方で、プロボノワーカー自身が得られる学びもある。プロボノの草分けとして活動している認定NPO法人サービスグラント代表理事の嵯峨生馬氏に取り組みやプロボノの意義など伺った。
「日本でもプロボノを」
コーディネート団体を設立
嵯峨 生馬
サービスグラント代表理事の嵯峨生馬氏はシンクタンクの研究員時代、米国のNPOをいくつか訪問し、プロボノワーカーが活躍していることを知った。「日本でも必要な仕組みでは」と考え、2005年にサービスグラントを立ち上げプロボノの支援活動をスタート、2009年にNPO法人化した。当時の日本で、プロボノはあまり見られなかった。「それでも、社会起業家と呼ばれる人が注目されたり、リーマンショックや村上ファンド事件など社会人が価値観を見直す出来事が続き、社会的意義と仕事をつなげたいという考え方が広がって、徐々にプロボノへ参加する人が増えていった印象があります」と嵯峨氏は振り返る。サービスグラントの登録者数は特に2017年頃から増えてきた。
(※全文:2243文字 画像:あり)
全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。