教養とは未知の世界を拓く力、「境界を越える」人を育てる

高松において、リベラルアーツ教育にも力を注ぐ予備校「濱川学院」を展開するほか、「インスピレーションの連鎖を生む」をコンセプトに据えた拠点を開設。さらには、商店街でアートイベントを開催する。それらはすべて、境界を越える人を生み出すための挑戦だ。

教科の枠組みを超えた思考力、
リベラルアーツに力を注ぐ

濱川 武明

濱川 武明

濱川学院 学院長
1974年、香川県高松市生まれ。京都外国語大学英米語学科を卒業。香川県内の予備校講師を経て、2016年9月に境界を越える人材を生み出す教育を実践する予備校「濱川学院」を創設。

濱川学院のエントランス。本に囲まれた自習室になっている。

濱川学院のエントランス。本に囲まれた自習室になっている。

香川県高松市の商店街にある予備校「濱川学院(Hammer Academy)」は小学生から予備校生までが志望校合格を目指して学んでいるが、通常の5教科の授業に加えて、領域を越えた独自の教育にも力を入れている。その1つがリベラルアーツ講座だ。年に数回、全生徒が無料で受講できる特別講座を実施している。

濱川学院の学院長、濱川武明氏は「これからの時代、文系・理系の壁を越えた学びこそが重要になる」と語る。

「日本の文系・理系は、明治期のエリートが海外から法律を学ぶ官僚と、軍事・科学技術を導入する官僚に分かれて、それぞれに専門特化してきたことが由来の1つです。それは日本が近代化するために必要な施策でしたが、今の時代にはそぐわなくなっています」

しかし現実には、…

(※全文:3042217 画像:あり)

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