香川県教育長が語るこれからの教育 郷土を学ぶことが人生の礎に

「郷土を愛し、郷土を支える人材」の育成に力を注ぐ香川県。県教育長の工代祐司氏は「予測困難な社会において、郷土を学ぶことは人生のゆるぎない礎になる」と語る。工代教育長に教育行政の重点施策、県立高校の魅力化や部活動改革の方向性、これからの展望について話を聞いた。

社会の変化に対応し、
新たな基本理念を策定

工代 祐司

工代 祐司

香川県教育委員会 教育長
1956年、香川県生まれ。1981年、香川県庁に入庁。環境森林部長、政策部長、審議監などを経て、2017年に香川県教育委員会教育長に就任。

──香川県では、教育行政の方向性をどのように描かれていますか。

香川県教育委員会では昨年、2021~2025年度の本県教育の進むべき方向性を示した第4期「香川県教育基本計画」を策定しました。第1期から第3期の基本計画では、「夢に向かってチャレンジする人づくり」を基本理念としていましたが、第4期の基本計画では新たに「郷土を愛し 夢と志を持って 自ら学び 歩み続ける人づくり」を基本理念に掲げています。

予測困難な社会においては、変化を前向きに受け止め、各自の夢と志に向かって生涯にわたり可能性に挑戦する意欲と能力を持った、…

(※全文:304文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。