経団連、「企業向けワーケーション導入ガイド」を公表

経団連は、企業における導入を支援するため、「企業向けワーケーション導入ガイド~場所にとらわれない働き方の最大活用」を作成、ホームページ上にて公表している。

コロナ禍でテレワークが浸透し、業種・職種によってはオフィスへ出勤せずとも業務を遂行できるケースも多く、またテレワークによって生活と仕事の両立がしやすくなるといったことがわかってきている。

この流れの中で、普段の職場や自宅とは異なる地域での滞在を楽しみながら働く「ワーケーション(Work+Vacation)」も注目を集めている。

ワーケーションは、さまざまな地域への滞在機会の拡大につながるとともに、観光の活性化や地方創生という観点でも政府や地方自治体、観光関連事業者などから期待を集めているが、企業にとっては仕事と余暇の混在を招くことなどが懸念されており、実際に導入している企業は少ない。

今回の導入ガイド公表はこうした背景をふまえたもので、ワーケーションの目的や定義、服務規程や労働時間についての考え方などとともに、自治体における事例や関連商品・サービスの紹介まで含めた内容を網羅しており、企業でのワーケーション導入を推進するねらいがある。

ワーケーション導入の効果としては、「生産性向上」「長期休暇取得促進」「人的ネットワークの強化」「採用力強化・リテンション」「健康増進」などが挙げられている。

ワーケーション実施は、既存従業員の意欲向上や新たな学びの機会、従来とは異なるネットワーク形成の機会となるとともに、次世代採用の際の魅力のひとつにもなると考えられる。 

「企業向けワーケーション導入ガイド -場所にとらわれない働き方の最大活用-」は下記より閲覧可能。
https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/069.html

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ワーケーションの分類図(週刊 経団連タイムス 2022年8月4日 No.3555より)

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