北大、大学発ファンド「北大GreenFrontierFund」を今春設立

北海道大学は3月6日、大学発ファンド「北大 Green Frontier Fund」を今春に設立すべく、ベンチャーキャピタル「15th Rock」と協定を締結し、準備を進めていることを発表した。

北大は、教育研究に加えて研究成果の社会実装をミッションと位置づけており、その一環として大学発スタートアップの創出を図ってきた。この取り組みを加速させるべく、そうしたスタートアップに投資を行う大学発ベンチャーファンドを設立することを決定。設立・運営を共同して手掛けるパートナーとして、ベンチャーキャピタルを募集した。

応募のあった複数のVCの中から、 北大 OB が 2019 年に創業した「15th Rock」をパートナーに選定。現在、「北大 Green Frontier Fund」の今春の設立に向けて準備を進めている。

ファンド名の「Green」は、農業、林業、水産業、鉱業などの第一次産業、またGXやサスティナビリティに関連する研究成果を支援対象とすることから、また「Frontier」は、北大の研究成果はもちろん、北海道に関連するシーズに対しても投資を行うことから来ている。

北大、ひいては北海道全体に、北大の基本理念のひとつである「フロンティア精神」にもとづく強固なスタートアップエコシステムを構築し、根付かせていきたいとしている。