ダイバーシティ推進の負の影響を認識し、適切な組織レベルでの対策を

女性や外国人の登用促進などダイバーシティの進展は、組織内のマジョリティ側から見ると、心理的安全性が損なわれるように見える恐れがある。ダイバーシティを推進するうえでの注意点と、求められる取組みについて、南山大学・安藤史江教授に話を聞いた。

ダイバーシティ進展のために
不可欠な視点

安藤 史江

安藤 史江

南山大学 経営学部 教授
1999年、東京大学大学院 経済学研究科博士課程 単位取得退学。博士(経済学)(東京大学より、2000年に学位取得)。1999年南山大学 経営学部経営学科 専任講師。2002年より1年間米マサチューセッツ工科大学スローンスクールにて客員研究員。2003年南山大学 経営学部助教授、同大学院ビジネス研究科准教授、教授を経て現職。

── 日本企業におけるダイバーシティ・マネジメントの現状について、どのように見ていますか。

近年、日本企業のダイバーシティに関する取組みは進んできていますが、期待するような成果が上がっているかと言うと、疑問に感じます。

(※全文:1941文字 画像:あり)

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