企業で40年間働き続けるために エンジニアが得るべき『実践知』とは?

近い将来エンジニアの人手不足はより深刻化が予想される一方、技術革新による技術の急速な陳腐化が危惧される。若手エンジニアが将来に渡って必要な学び直しとは何か。東京電機大学教授の佐藤太一氏は、横断的な学びの重要性を指摘する。

全学的改編の一翼を担う、「実践知重点課程」新設

佐藤太一

佐藤太一

東京電機大学教授、工学部長、工学部第二部長
1983年に日立製作所に入社。1994年8月まで同社の研究員として、パッケージエアコン、エレベータ、磁気ディスク装置などの各種機器の低振動・騒音化の研究に従事。同年東京電機大学助教授などを経て現職。

「技術は人なり」の教育・研究理念の下、国内外で活躍する理工系技術者を数多く輩出してきた東京電機大学。2015年に高度人材育成を目的とした「国際化サイバーセキュリティ学特別コース」を開講するなど社会人向けカリキュラムの充実ぶりでも知られる存在だ。そして創立110周年の節目となる2017年から着手してきた全学的改編の一環として、2018年度、工学部第二部に平日夜間および土曜に開講してきた「社会人コース」を「社会人課程(実践知重点課程)」へと改めた。また、昼間は東京千住キャンパスの学生職員として給与を得ながら夜間は学生として…

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