兵庫県による人づくり 起業家人材、中小企業のDX人材の育成に力を注ぐ

中小企業におけるDX人材の不足は大きな課題だ。兵庫県では大学等と連携し、中小企業のAI活用人材を育成するリカレント教育を支援。また、今後成長が見込まれる先端産業を支える人材や起業家人材の育成に力を注ぎ、中高生を対象としたアントレプレナー教育も推進している。

ポストコロナ社会を先導する
活力ある兵庫を目指す

兵庫県は2021年10月、「第11次兵庫県職業能力開発計画」(計画期間:2021~2025年度)を策定した。それは、デジタル技術の進展や職業人生の長期化などの変化を捉え、ニーズに応じた多様できめ細かな職業能力開発機会を提供し、ポストコロナ社会を先導する活力ある兵庫を目指したものだ。同計画では、施策の基本的方向として以下の5つが掲げられている。

1つ目は「ポストコロナ社会における求人・求職者ニーズへの対応」だ。IoTやビッグデータ、AI等のDXに対応できる人材を育成するほか、航空機などの成長産業を支える人材や介護・福祉、建設などの人手不足分野の人材を育成する。

2つ目が「長期化する職業人生における労働者のキャリア形成の支援」だ。人生100年時代の到来を踏まえ、…

(※全文:2124文字 画像:あり)

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