日本政策金融公庫、第12回「高校生ビジネスプラン・グランプリ」の受賞者を発表
株式会社日本政策金融公庫は1月12日、第12回「高校生ビジネスプラン・グランプリ」の最終審査会を開催し、最優秀賞をはじめ各賞の受賞者を発表した。
グランプリは起業機運の醸成を目的に、2013年から毎年開催。全国の高校生から募ったビジネスプランを、「商品・サービスの内容」、「顧客」(具体的なニーズやターゲットを把握しているか)、「必要な経営資源」(ヒト、モノ、技術・ノウハウの観点から実現可能か)、「収支計画」(継続的な利益が見込まれるか)の4つの観点から審査し、10組をファイナリストとして選出。最終審査会にて、各組のプレゼンテーションをもとに最優秀賞(グランプリ)をはじめ、各賞の受賞者を決定する。
第12回となる今回は、過去最多となる536の高校から、5,151のビジネスプランの応募があった。最終審査会は東京大学にて行われ、ファイナリスト10組がプレゼンテーションを行った。
その結果、最優秀賞(グランプリ)は宮城県農業高校の生徒チームによるビジネスプラン「Re:温故知新」に贈られた。
同プランは、稲作農家を肥料費の高騰から救うべく、新しい栽培方法と新肥料を開発し、全国の農家に販売するというもの。実証実験も実施し、その行動力が高く評価された。
準グランプリは、浜松学芸高校の生徒チームによる、廃校に宿泊し災害時の避難生活を体験する「防災と観光で災害と共に生きる社会をつくる3日体験プラン」に贈られた。
その他の受賞プランは以下から見ることができる。
https://www.jfc.go.jp/n/release/pdf/topics_250114a.pdf
グランプリを受賞した宮城県農業高校の生徒チーム。左は田中一穂・日本公庫総裁。