教育DX×移住したくなる地域づくり 学びを核にした地方創生を目指す

横山弘毅氏はベンチャー企業から転身し、岡山県高梁市に移住して「教育DX×移住したくなる地域づくり」に挑戦。数々のプロジェクトにより、高梁市の小中学校におけるICT活用率が全国トップクラスになったほか、市内の県立高校の志願者が増えるなど、成果をあげている。

教育ベンチャーを退職し、
地方で新たな教育を実践

横山 弘毅

横山 弘毅


高梁市学校連携コーディネーター
高梁市GIGAスクールサポーター
1984年、神奈川県出身。大学卒業後、オンライン授業やオンライン家庭教師などの事業を展開する株式会社バンザンに入社。常務取締役を務めた後、2020年10月に退職。同年11月に岡山県高梁市に移住し「教育DX×移住したくなる地域づくり」に挑戦。現在では、高梁市GIGAスクールサポーター、高梁市学校連携コーディネーター、高梁100 challenge代表などを務める。

横山弘毅氏は東京の教育ベンチャーを経て、2020年に岡山県高梁市(たかはしし)に移住し、現在は高梁市学校連携コーディネーター、高梁市GIGAスクールサポーターなどを務め、「教育DX×移住したくなる地域づくり」に取り組んでいる。

横山氏が2007年に新卒で入社したバンザンは、数々のオンライン教育サービスを手掛けるベンチャー企業だ。横山氏も関わり2018年に立ち上げたオンライン家庭教師「メガスタ」は急成長し、当時、日本の遠隔教育で最大規模のサービスとなった。バンザンは「地方における教育格差の解消」をミッションにしており、「メガスタ」はそれを体現するサービスだ。

バンザンの役員として「メガスタ」事業を牽引していた横山氏は、離島や中山間地域を含めて全国各地を訪れていたが、地方の実情に触れる中で、…

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