岡山県教育長 「誰一人取り残されない教育」の実現へ 学校を魅力ある場所に
岡山県は独自の教育である「夢育」や、PBL(課題解決型学習)に力を入れるとともに、校務のDK化や教職員の働き方改革を推進し、不登校を生まない魅力ある学校づくりを進めている。県教育長の中村正芳氏に、岡山県の教育の取組と展望について話を聞いた。
独自の教育「夢育」で
子どもたちの非認知能力を育む

中村 正芳
岡山県教育委員会 教育長
早稲田大学第一文学部を卒業。高校の教員を15年務めた後、岡山県教育委員会で教職員課参事や高校教育課長、学校教育推進監などを務める。2024年4月、岡山県教育委員会教育長に就任。
──岡山県は独自の教育として「夢育」を推進されています。
「夢育」とは、子どもたちの学びの原動力である「夢」を育む教育であり、「夢」に挑戦していく経験を通して、意欲、自信、忍耐力、コミュニケーション力などの非認知能力を養う取組です。
現在、高校生を対象にした「次世代おかやま『夢育』ネットワーク事業」を推進し、数々の取組を行っています。取組の一つが「高校生『夢育』PBLフォーラム」です。このフォーラムでは、高校生が各校で取り組んだ探究活動の成果を発表するとともに、…
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