面白い田舎には、面白い教育がある 目指すは「世界一子どもが育つまち」

秋田県五城目町の地元企業・個人が集まり、2017年11月に設立された一般社団法人ドチャベンジャーズ。代表理事の柳澤龍氏は、「里山や川での遊び、農作業、人との交流なども含め、全てがこの土地で暮らしていく意味であり、そこには学びがある」と語る。

「学び」のないところに
コミュニティは育まれない

柳澤 龍

柳澤 龍

一般社団法人ドチャベンジャーズ 代表理事
1986年生まれ。東京都練馬区出身。東京大学大学院を卒業後、株式会社ガイアックス(IT企業)に入社。2014年に秋田県五城目町へ移住し、五城目町地域おこし協力隊として着任。2017年に一般社団法人ドチャベンジャーズを設立、代表理事に就任。

秋田県の高齢化率は全国一であり、さらに五城目町(ごじょうめまち)の高齢化率は県内でも上位に位置する。ドチャベンジャーズは人口減少や高齢化、担い手不足、移住・定住など、地域の様々な課題に対し、企業・個人がそれぞれ得意とする分野で解決の糸口を見つけることを目指している団体だ。

ドチャベンとは「土着ベンチャー」の略であり、地域に根差したベンチャー起業家、居住者、移住者たちを意味する。ドチャベンジャーズ代表理事の柳澤龍氏は、「私たちは地域の黒子です。前に進める部分を民間企業がリードしながら、それを後ろで支えるのが私たちの役割です」と語る。

ドチャベンジャーズが現在、力を入れているのが「学びを軸にしたまちづくり」だ。

「学びのないところにコミュニティは育まれません。次の世代が伸び伸びと学び育つことが、地域の未来につながります。面白い田舎には面白い教育がある。もっと言えば、…

(※全文:2040文字 画像:あり)

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