子どもの体験格差解消に向け「ハロカル沖縄」トライアル事業を開始 CFC

子どもの教育格差の解消に取り組む公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(代表者:今井悠介・奥野慧、以下「CFC」)は10月6日、子どもの体験格差の解消を目指し、沖縄県那覇市を中心に展開する「ハロカル沖縄」のトライアル事業を10月1日より開始したことを発表した。 

CFCは7月4日、子どもの「体験格差」解消を目指し、全国のNPO等と協働で子どもに体験機会を届ける「子どもの体験奨学金事業『ハロカル』」の全国展開の開始に伴い、沖縄を含む4エリアで本事業を展開することを発表。10月1日より、沖縄県那覇市真和志地区で「ハロカル沖縄」トライアル事業を開始し、経済困窮家庭の小学生22人を対象に、スポーツや文化芸術、自然体験等の活動に利用できる体験奨学金(=電子クーポン、以下「クーポン」)を提供した。 

真和志地区は、那覇市内でも特に経済支援のニーズが高い家庭が多い一方、地域で体験活動を提供する教室やクラブの選択肢が多いことから、同地区をトライアル事業の対象エリアとした。クーポンは、利用先として登録されている地域のスポーツクラブや音楽教室、キャンプ等への参加費として利用できるほか、放課後に行われている部活動への参加費や遠征費、活動に必要な用具費としてもクーポンを利用できる。

「ハロカル沖縄」の運営に当たっては、沖縄で母子家庭のコミュニティ形成や政策提言に取り組んできた「しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄」 と協力するほか、那覇市内の児童館や公民館等とも連携することにより、子どもたちの「体験」を通じた学びの後押しや地域とのつながりの醸成を目指していくとしている。

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画像は、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンのプレスリリースから。