文系大学生にSTEAM教育を 「創造と探究」の往還で生まれる意欲

現在、初等・中等教育の場ではさまざまなSTEAM教育が行われているが、特に文系を選択した大学生の中にはこれを経験していない学生も多い。こうした状況をふまえ、明治学院大学のチームは文系大学生に向けたSTEAM教育を試行。その手応えと今後の課題について聞いた。

小・中・高校でのSTEAM教育実践
端境期の世代

江草 遼平

江草 遼平

千葉商科大学 基盤教育機構 助教、明治学院大学心理学部付属研究所 研究員

SDGsの推進に代表されるように、社会では課題の発見と解決に取り組める力が重要視されている。しかし、小・中・高校でのSTEAM教育は学校により取り組みに差があり、また必修でないケースなどもあるため、特に『文系』を選択した現在の大学生はSTEAM教育にふれる機会がほとんどないという。しかし、社会に出れば課題解決思考が求められ、さらに学生が教員を目指している場合は、自身に経験がなくともSTEAM教育を実践していくことが求められる。そのため、学生のうちにSTEAM教育の考え方やプロセスにふれておくことが大切だ。

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