課題解決人材を育成するための「21世紀型リベラルアーツ教育」とは

環境や経済などあらゆる領域での課題解決が求められる現在、リベラルアーツのあり方自体も変化している。高等教育機関で行われるべき「21世紀型リベラルアーツ教育」とは何か、国内外の高等教育機関の調査研究を行った日本工学教育協会 理事の井上雅裕氏に聞いた。

総合的な問題解決能力の育成
リベラルアーツ教育

井上 雅裕

井上 雅裕

公益社団法人日本工学教育協会 理事、
芝浦工業大学 前副学長、名誉教授
早稲田大学大学院理工学研究科 物理学及応用物理学専攻 博士前期課程修了、博士(工学)、技術士(情報工学部門)、シニア教育士(工学・技術)、三菱電機株式会社、芝浦工業大学教授、同副学長を経て、2021年4月より慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 特任教授。著書:『大学のデジタル変革-DXによる教育の未来―』(東京電機大学出版局)、『M2M/IoTシステム入門』(森北出版)、『組込みシステム』(共立出版)、『システム工学 -定量的な意思決定法-』(オーム社)、『システム工学 -問題の発見・解決の方法-』(オーム社)、『学生を成長させる海外留学プログラムの設計』(東信堂)。

Society 5.0の実現やSDGs達成など、複雑化する社会課題や地球規模の問題解決が求められる現代。高等教育機関には、専門知識・能力を備え、社会的・地球的課題の解決に貢献できるイノベーティブな人材の輩出が求められている。

(※全文:3016文字 画像:あり)

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