STEAM教育と文学の接点・SF 同質や常識を打破するフィクションの力

未来を舞台にした夢物語と思われがちなSF(サイエンス・フィクション)。しかし、これほどまでにSTEAMの要素が盛り込まれたジャンルはないのではないだろうか。「SFプロトタイピング」「SF思考」を提唱する宮本道人氏に、社会人の学びとしてのSTEAMについて聞いた。

SFはビッグテック創業者の
アイデアソース

宮本 道人

宮本 道人

応用文学者、科学文化作家、SFコンサルタント
1989年生。東京大学VRセンター特任研究員、慶應義塾大学理工学部訪問研究員。四社(〆、BIOTOPE、グローバルインパクト、T.K.Science)顧問。科学技術、エンタメ、社会の開かれた関係を築くべく研究、創作、ビジネス。編著『SF思考』『SFプロトタイピング』『プレイヤーはどこへ行くのか』。VR学会誌、ダイヤモンド・オンラインで連載中。博士(理学、東京大学)。

東京大学VRセンター 特任研究員であり科学文化作家である宮本道人氏は、科学技術とエンタテインメントの融合から新たな社会的価値を見出す研究を行う傍ら、SF文学的思考を基礎とした事業開発支援なども行う稀有な存在だ。編著書の『SF思考』『SFプロトタイピング』では、SFの考え方をビジネスに生かすという画期的な視点を紹介し、ビジネスや教育など多方面から注目を集めた。

(※全文:3011文字 画像:あり)

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