日本の伝統文化を通じて学ぶリベラルアーツ 心に刻まれる経験で養う人間力
近年、ビジネスパーソンの間で関心が高まっている歴史・文化領域の学び。凸版印刷では、「日本文化に学ぶリベラルアーツ研修」としてリアル体験とVRなどを駆使したバーチャル体験を組み合わせたプログラムを提供、新たな気づきや発想のヒントを提供している。
創業120年超の歴史を背景に
リベラルアーツ研修を企画
内山 悠一
山内 礼加
創業120年超の歴史をもつ凸版印刷は、長年培ってきた印刷技術をベースに、多くの人々に知識と文化を伝えるためのさまざまな事業を展開している。1997年からはデジタル技術の進展に対応するため、文化財のデジタルアーカイブ化を推進。唐招提寺を皮切りに、東大寺大仏、江戸城天守、マチュピチュなど、国内外の貴重な文化財・世界遺産のVRによる再現に取り組むことで、文化財の保存や資源化に貢献してきた。
そうした中、同社はデジタル技術を活用して文化を深く学ぶことで、変革力・共感力・多様性受容力といったソフトスキルの習得を目指す『リベラルアーツ研修』を開発。企業の社内研修用途として、さまざまな業種・業界の企業に多彩なプログラムを提供するようになった。
「消費者ニーズが『モノからコトへ』とシフトしていく中、これらのデジタル文化財をインバウンド向けの文化観光事業で展開してきましたが、よりソフト面の充実を図るために、…
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