人手不足解消への最大の近道は「年収の壁」撤廃による働き控えの防止
人手不足解消というと、外国人労働者の受け入れや社会全体のDXなど大がかりな施策ばかりが議論されがちだ。しかし、もっと単純な解決策がある。それが「年収の壁」の解消だ。
労働とは無関係な過去の制度が
人手不足を悪化させている不条理

梅屋 真一郎
株式会社野村総合研究所 未来創発センター フェロー、社会基盤研究室 室長
金融制度分析、投資信託や確定拠出年金などのプロジェクト推進、マイナンバーやキャッシュレスインフラ等の制度分析や、あるべき姿の情報発信などを手掛ける。『雇用ビッグデータが地方を変える―47都道府県の傾向と対策』(中央公論新社、2018年)、『これだけは知っておきたい マイナンバーの実務』(日本経済新聞出版、2017年)、『コロナ制圧―その先の盛衰』(同、2021年)など著書多数。
人手不足は日本全体の大きな課題であり、その解決に関しては様々な議論がある。デジタル化しかり、外国人の大胆な活用しかり、日本社会全体の在り方を大きく変える提案も多数なされている。
(※全文:2152文字 画像:あり)
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