高度なものづくりを支える、実践技能者を育てる

急速な社会変化に対応できる知識と、自らモノを創ることができる技術・技能を持つ「実践技能者」を養成する、沖縄職業能力開発大学校。各科をまたいだ分野横断的なグループ開発をしながら、共同研究やリカレント教育にも積極的に取り組んでいる。

高良 富夫

高良 富夫

沖縄職業能力開発大学校 校長、琉球大学名誉教授
東京工業大学大学院総合理工学研究科 博士課程修了(工学博士)。専門は情報工学、音声言語処理。琉球大学工学部教授、総合情報処理センター長、大学教育センター長、学長補佐、工学部長を経て現職。日本音響学会九州支部長を歴任。沖縄協会沖縄研究奨励賞を受賞。

沖縄職業能力開発大学校(ポリテクカレッジ)は、国が定める「職業能力開発促進法」に基づき、日本のものづくり産業を支える高度技能者の養成を目的として、1994年4月に開校した。高良富夫校長は、同校の役割について次のように話す。

「高度情報化社会を迎え、産業界では急速な社会変化に対応できる知識と、自らモノを創ることができる技術・技能を持つ実践技能者の需要が増加しています。私は、技能とは匠の技のように無意識のうちに発揮できる能力だと思っています。本校では『ものづくり…

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