三条市立大学、工学部の入学定員を120人に拡大 2027年度からデジタル・環境分野の人材育成を強

公立大学法人三条市立大学(新潟県三条市)は、2027年4月から工学部技術・経営工学科の収容定員を320人から480人に、入学定員を80人から120人にそれぞれ引き上げる。入学定員は40人増、収容定員は160人増となる。技術・経営工学科は、ものづくりの技術力と経営・マネジメントの知識を併せ持つ人材の育成を掲げる学科である。

背景にあるのは、地域のものづくり産業が直面する人材不足だ。三条市立大学が拠点を置く燕三条地域は、金属加工業を中心としたものづくり産業の集積地として知られる。急速なデジタル化の進展と、グリーントランスフォーメーション(GX)と呼ばれる脱炭素に向けた産業構造の転換が加速する中、変化に対応できる人材の確保や育成が地域産業の重要な課題になっている。三条市立大学はこうした状況を踏まえ、既存の学びにデジタル技術と環境技術を組み込みながら定員を拡大し、地域産業の競争力を高めて次世代産業を担う「イノベーティブテクノロジスト」の育成につなげる考えを示した。

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三条市立大学は2026年6月30日付で、文部科学省へ収容定員増の届出を完了した。今回の取り組みは、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構が実施する「大学・高専機能強化支援事業」の支援を受けて進められている。三条市立大学は、教育研究体制と施設設備を充実させながら、教育の質を維持したうえで定員増に対応するとしている。

定員増は2027年度入学者から適用され、2026年度以前の入学者は従来どおり入学定員80人、収容定員320人のままとなる。一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜など各選抜区分ごとの具体的な募集人員については、三条市立大学が今後公表する2027年度(令和9年度)入学者選抜要項で示される見通しだ。三