【AD】早稲田大学が総合知で社会実装を加速 WOI'25で産学共創の新展開を示す

早稲田大学は11月26日(水)、「早稲田オープン・イノベーション・フォーラム2025(WOI'25:ダブリュー・オー・アイ25)」を早稲田キャンパスで開催する。同大学は創立150周年(2032年)に向けて、2024年にGlobal Research Center(GRC)を設置し、同大学が強みとする文理融合による「総合知」の創出と社会実装を加速させている。WOI'25はGRCの主要イベントとして、Well-Being、カーボンニュートラル、AI、大学発スタートアップ技術など、社会的関心が高いトピックについての講演プログラムを実施。さらに、最先端研究を紹介する約50にもおよぶ展示ブースでは、研究者と直接交流することもできるなど、産学連携や文理融合型研究の成果を社会へ還元する場となる。

総合知による社会課題解決への挑戦

今回の目玉の1つとなるのが、「総合知による人類への貢献~日本人の"Well-Being"を科学する~」と題したパネルディスカッションだ。三菱電機株式会社情報技術総合研究所の浮穴朋興副所長をはじめ分野をリードする研究者が一堂に会する。文系・理系の垣根を越えた研究アプローチにより、日本人の幸福度向上という複雑な社会課題に挑む。GRCが掲げる「世界人類への貢献」という理念を、具体的な研究テーマとして展開する試みとして注目される。

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カーボンニュートラル社会の実現に向けた産学包括連携

午後のセッションでは、カーボンニュートラル社会研究教育センターで展開している大型産学連携プロジェクトが披露される。関西電力株式会社の藤野研一代表執行役副社長、株式会社島津製作所の宮川治彦執行役員、株式会社日建設計の水出喜太郎常務執行役員が登壇。エネルギー供給、分析計測技術、建築設計という異なる専門領域を持つ企業群が、大学の研究力と融合する。単なる共同研究を超えて、包括連携協定に基づく長期的なイノベーション共創への道筋を示す。カーボンニュートラル社会の実現という喫緊の課題に対し、早稲田と産業界が総力を結集して取り組む姿勢が明確に打ち出される。

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AIの活用で切り拓く企業変革と教育の未来

「Wasedaリーダーズ・フォーラム」では、ビジネススクールの入山章栄教授のファシリテートのもと、伊藤忠商事株式会社の石井敬太社長、全日本空輸株式会社の井上慎一社長、アドビ株式会社で社長を務めた中井陽子氏という豪華な顔ぶれが、AI時代の企業経営と教育機関への期待を語る。特に注目されるのは、企業が求める人材像と大学教育のあり方についての議論である。デジタル変革の最前線に立つ経営者たちが、次世代人材育成における産学連携の重要性を訴える。企業と大学が共に創る新たな教育モデルの方向性が示される場となる。

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研究成果の事業化を推進するスタートアップ支援

早大発イノベーションの実例として、スタートアップ4社がプレゼンテーションを行う。学生スタートアップである株式会社ことば侍、株式会社Urthの2社に加え、VETA株式会社、Pestalozzi Technology株式会社が登壇。基礎研究から事業化まで一貫して支援する体制が、次世代のイノベーション創出を加速させる。

開かれたイノベーション拠点として

WOI'25では、約50にもおよぶ最先端研究がブース展示され、先進分野をリードする研究者との直接対話も可能だ。製品開発の課題を抱える企業担当者から、オープンイノベーションに関心を持つ研究者、起業を志す学生まで、幅広い層に門戸を開く。早稲田大学が目指す、産学連携での新たな社会価値創出を体現する1日となる。産学連携の新たな地平を切り拓く機会として、多くの参加が期待される。

【開催概要】

〇日時:2025年11月26日(水)

〇会場:早稲田大学早稲田キャンパス

〇参加費:無料(要事前登録)

〇申込:https://waseda-oif25.jp/