フィリップスと東北大学が7年間の戦略的研究契約を締結

株式会社フィリップス・ジャパン(東京都港区)と国立大学法人 東北大学(宮城県仙台市)は、2020年10月に、ロイヤルフィリップス(オランダ)が主催するイノベーション推進のためのプログラムClinical Research Board(CRB)の日本初の認定パートナーとして東北大学を選定した。

共同推進するプロジェクトは「麻酔科医の遠隔教育」「慢性心不全病態のAIデータ解析」と2つのテーマを選定。契約は7年間で、東北大学が持つ高度医療と地域の医療に関する豊富な知識と経験、卓越したユーザーエクスペリエンスを生み出せる環境と、フィリップスのグローバルでの知見や研究開発機能を融合させ、高齢化が進む日本で、医療現場、健康・予防領域のアンメットニーズ(未充足の課題)を解決し、更に世界に向けて先進事例となる新しいソリューションやサービスモデルの創出を推進していく、としている。 

株式会社フィリップス・ジャパン 代表取締役社長 堤浩幸氏は「第一弾のテーマである『麻酔科医の遠隔教育』と『慢性心不全の病態のAIデータ解析』は、いずれも東北大学ならではの課題意識や強みに根差すものでありながら、東北地方以外の課題の解決にも寄与する可能性があるユニークなテーマとなっています。モノ売りからコト売りビジネスへの転換期にあるフィリップスのポートフォリオという観点からも、重要なテーマです。今後も、CRBのプログラムを通じて、東北大学としか実現できないユニークでかつインパクトのある取組を展開し、日本発のイノベーションの創出を更に加速して行きたい」とコメントしている。

21.12.9news3

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