子ども支援で「貧困の連鎖」を断つ 女性起業家が次々とプロジェクト創出
「栃木県こども応援なないろ」は、2021年に発足後、わずか数年で子どもたちに対する学生服支援、食の支援、学習支援等の事業を立て続けに開始。現在、学校との連携も深めている。代表の皆川純子氏は「貧困の連鎖を断ち切ることができるのは、教育しかありません」と語る。
自身が抱いた課題感をもとに
学生服リユースの活動を開始
皆川 純子
栃木県こども応援なないろは、「こどもたちが『生まれてきてよかった』と思える社会文化・未来を創ること」を目指して2021年に発足し、翌2022年にNPO法人化した。設立者で代表理事の皆川純子氏は、1999年に宇都宮の短大を卒業後、企業で営業職などに従事してきた。
子どもたちへの支援活動を始めたきっかけは2021年4月、自身の子どもが高校に進学した際、「学生服が高額で、体操着などと合わせると20万円ぐらいするのに驚いたことです」と振り返る。
その2ヵ月後、テレビ番組で全国的に学生服のリユース店が立ち上がっていると知り、…
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