宇都宮市釜川エリア 未来ビジョンを実装し、「学びと交流」の循環を起こす

栃木県宇都宮市の釜川エリアで近年、学びと交流の場が継続的・連続的に創出され、クリエイティブな力が育まれている。その動きを牽引しているのが一般社団法人 釜川から育む会であり、官民連携プラットフォーム「カマクリ協議会」の一員として事業を推進している。

地域住民と協働し、
釜川エリアの未来を描く

中村 周

中村 周

一般社団法人 釜川から育む会 代表理事
ビルトザリガニまちづくり合同会社 代表社員
1987年、東京生まれ。建築家。宇都宮大学大学院で空き家・空き地を研究。そのフィールドとして釜川エリアを選び、空きバラックをリノベーションして、「KAMAGAWA POCKET」と名づけ、様々な活動を展開。現在は東京の有名建築事務所で巨大ビルの設計を担当しながら、週末は宇都宮・釜川エリアで活動。

一般社団法人 釜川から育む会(以下、育む会)は、釜川エリアに関わる社会人や大学生による団体だ。釜川周辺に良好な環境を形成し、魅力的で活力のある地域づくりを実現するために活動している。代表理事の中村周氏は建築家であり、宇都宮大学大学院で空き家・空き地を研究していた。その活動の中で釜川エリアに出会い、大きな魅力を感じたという。

「釜川は湧き水による2つの沼を源流とし、宇都宮市の中心市街地で合流する全長約7.3kmの一級河川です。水と緑が感じられる水辺空間が整備されるとともに、文化的特性として赤線地帯として栄えた時期もあり、…

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