不登校の子や保護者が「ひとりにならない社会」に フリースクール等を展開
栃木県宇都宮市を拠点とするNPO法人キーデザインは「ひとりにならない社会」をビジョンに掲げる。社会では不登校児童生徒に対して、「怠けているだけ」といった声がまだまだあるのが現実だ。キーデザインの代表・土橋優平氏は、こうした社会の現状を変えていきたいと語る。
「人を頼る」という生き方を
学べる社会を目指す
土橋 優平
土橋優平氏は宇都宮大学に在籍時、生きづらさを抱える子どもたちのために活動をしたいと休学し、学生団体を立ち上げた。そして2年間の休学後、中退して2016年にNPO法人キーデザインを設立した。
「不登校の子どもたちは周りの期待に応えようと、道をはずれまいと、一生懸命がんばってきたのに、息切れしてしまった子も多くいます。生きづらさを抱える一人ひとりは、本人にしか分からない経験や感情を持っています。私たちは一人ひとりと丁寧に関わりながら、学校に行かないことを選ぶ子どもたちの居場所をつくり、『人を頼る』という生き方を学べる社会を目指しています」
キーデザインは現在、フリースクールやホームスクール、保護者向けLINE相談窓口、…
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