鎌倉市教委・公立小中の校長らにコーチング研修を実施 コーチェット

リーダー向けコーチングサービスを提供する株式会社コーチェット(東京都中央区、代表取締役CEO:櫻本 真理)は、鎌倉市の教育委員会・公立中学校・小学校の校長・教頭職に向けたコーチングスキル習得プログラムを実施したことを発表した。

不確実性の高い時代において、子どもたちには、変化に柔軟かつ迅速に対応し、多様な価値観を受け容れ仲間と協力していくための自己効力感や課題解決力、主体的な行動力、対話力などの多様な力が求められる。

こうした力を育てるためには教職員の関わりが欠かせず、教職員は、子どもたちが自らに向き合って考え抜き、アイディアをもとに挑戦を重ねる機会を提供する必要がある。

そのためには、「指示する」「正す」「教える」を中心としたティーチング型のコミュニケーションだけではなく、「聴く」「認める」「問いかける」を中心としたコーチング型のコミュニケーションを身につけることが重要だが、学校教育現場では、コーチングスキルを集中的に学ぶ機会はほとんどなかった。

コーチェットではこれに対し、コーチング型コミュニケーションの導入に関心をもっていた鎌倉市教育長の岩岡寛人氏と鎌倉市教育委員会の協力の下、一般社団法人21世紀学び研究所 代表理事・熊平美香氏のアドバイスを受け、校長・教頭職に向けコーチングスキル習得を効果的にサポートするプログラムを開発、実施した。

実施された研修の内容は、3時間の対話/実践型研修を3回行う集合研修と、30分のコーチング体験を2回行う個別研修。

2022年7月21日~12月28日の期間、鎌倉市の公立小学校・中学校の校長25名と教頭25名、同市教育委員会の職員7名が参加し、プログラム実施後のアンケートには「大変わかりやすかった。目的、理論、実践練習と納得しながら受講できた。今後の仕事へ活かせます。管理職として何をしていくか迷っていたところだったので、展望が一つ見えました」といった感想が寄せられた。

同社ではこの取り組みと成果の報告ならびに、学校現場にコーチング導入することの可能性と課題について考えるイベントを2月4日にオンラインで開催する予定(詳細はこちら)。

23.1.31news1

株式会社コーチェットのプレスリリースより