「DXハイスクール」採択校で、お菓子の実購買データを活用したDS授業を開催 ロッテ
株式会社ロッテは11月5日、探究教育支援活動の一環として、文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」に採択された沖縄県立豊見城高等学校にて、マクロミル社の消費者購買履歴データ「QPR®」を活用した実践的なデータサイエンス授業を実施したことを発表した。
データに基づくロッテ商品の新戦略のプレゼンの様子 ロッテのプレスリリースより。
ロッテでは、社内のマーケティングやデータ分析の現場で培ってきた独自のノウハウを学校向けに教材化し、ビジネス社会で必要な「問いの発見」から「意思決定」までの一連のプロセスを体験できるプログラムを提供している。身近なお菓子をテーマにすることで生徒の「おもしろい!」を引き出し、自ら考える力を育てると同時に、多忙な教員に時間と心の余白を創出する、これらの取り組みを全国に波及させ、社会課題解決の一助となることを目指している。
今回の授業では、全国3.5万人規模の消費者購買履歴データ「QPR®」から読み取れるロッテ商品の購買履歴データを教材として使用し、学生が数字の裏にある消費者の行動を読み解きながら、データ根拠を持って提案するマーケティングの実践を行った。
具体的な授業内容は、前半(10月5日)の「データの読み解きと課題の発見(2時間)」では、マクロミル社が提供する購買データ「QPR®」を使い、7チームに分かれて、ロッテ商品が「誰が・いつ・どこで・いくらで購入したか」を多角的に分析するプログラムを実施。生徒たちはロッテのマーケターになったつもりでデータに向き合い、実際の購入データの発見に驚きながら、商品の強みや隠れた課題を見つけ出した。
後半(10月19日)の「データに基づく新戦略の提案発表(2時間)」では、見つけた課題に対して、「誰に・どんなアプローチ(パッケージ案や広告、商品企画など)をすべきか」チームごとに具体的な作戦を企画するプログラムを実施。グラフや数値を根拠にしたプレゼンテーションが行われ、ロッテの担当者からプロの視点でフィードバックを行った。
参加した生徒からは「データの見方や活用方法について学ぶことができました。複数のデータを見て、データを重ね、考察を立てることが大切。またプレゼンと発表の違いについてわかり、結論から始まり結論で終わるプレゼンの技を学びました。私たちが普通に暮らしている後ろにはデータが活用されていることに気づくことができ、視野を広げることができました」といったコメントが寄せられた。
同社担当者の金澤直樹氏(サステナビリティ推進部 食育推進課)は「初めは「データサイエンスなんて難しそう」と感じていた生徒たちが、自らの力で問いを立て、リアルなデータを使って課題解決の提案まで実施した今回の経験は、「自分にもできた!」「社会を動かせるかもしれない」という、強い自信(自己効力感)に繋がったと確信しています。予測困難なこれからの社会において、今回の経験も踏まえて、これから何事にも前向きに挑戦し続けてくれることを心から期待しています」とコメントしている。