人が地域を育て、地域が人を育てる――ローカルキャリアがもたらす全人的成長

p class="article_lead">青森大学で、震災復興と地域創生について教育研究を行う石井重成氏。弱冠30代で産官学NPO、すべてのセクターを経験。岩手県の釜石で9年間、市職員としてまちづくりを主導した経験をベースに、理論と実践の往還を通じ、地域と人が互いを育て合う新しい関係の構築を目指している。

理論と実践の往還を通じ
地域と人の新しい関係を模索

石井 重成

石井 重成

青森大学 社会学部准教授/社会連携センター長
1986年、愛知県生まれ。2009 年、国際基督教大学教養学部社会科学科を卒業し、大手経営コンサルティング会社に入社。事業組織開発を手掛ける。2012 年、退職して釜石市に移住。市職員として復興推進本部事務局主査、まち・ひと・しごと創生室室長、オープンシティ推進室室長を歴任、復興創生マネジメントを手掛ける。釜石市役所在職中の2017 年 、一般社団法人地域・人材共創機構を設立し、代表理事に就任。2021年、釜石市役所を退職し青森大学准教授に就任、現在に至る。総務省地域力創造アドバイザー、デジタル庁シェアリングエコノミー伝道師など。

── ご活動について教えてください。

大きく3つあります。まずは青森大学で、震災復興と地域創生に関する教育と研究を行っています。また一般社団法人地域・人材共創機構を通じて、「ローカルキャリア」の調査研究を行っています。さらに自治体や官庁の政策アドバイザーとして、各地のまちづくりや人づくりにも取り組んでいます。

(※全文:3915文字 画像:あり)

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