アルプスアルパインと東北大学、『つながる価値共創研究所』設置

アルプスアルパイン株式会社(東京都大田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:栗山 年弘)と国立大学法人東北大学(宮城県仙台市、総長:大野 英男、参考記事)は、2023年3月1日、新しい領域での未来価値創造につながる研究テーマの発掘と推進を行うために『アルプスアルパイン×東北大学 つながる価値共創研究所』を設置したと発表した。

東北大学とアルプスアルパインは長年にわたって産学連携による研究開発および人材育成で持続的な協力を推進してきた。同社ではこの4月に古川開発センター内にR&D新棟の竣工を控えており、この段階で連携をより強化し、市場環境や社会環境の変化に合わせた価値ある研究テーマの発掘と推進、社会実装へとつなげていく枠組みを作るため、共創研究所を設置するに至った。設置期間は2023年3月1日から2026年3月31日までの3カ年。

同研究所では、東北大学の強みとなる通信系システム・ユーザーインターフェース・AI・画像認識といった応用研究領域と、アルプスアルパインの強みであるセンシング・通信・HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)といったコアデバイス技術、システム設計力等とを組み合わせてシナジーを発揮し、新たなイノベーションの創出やそれを担う人材育成の推進を図る。

また、かねてから仙台市の企業支援や東北大学の地域連携推進を担ってきた「東北大学情報知能システム研究センター」(IIS研究センター)のセンター長である、東北大学大学院工学研究科教授の大町真一郎氏を運営支援責任者とし、自治体や、同じく共創研究所を東北大学内に設置する他企業と連携することで、社会課題の解決、東北地方への地域貢献にも取り組んでいく。

23.3.2news2

東北大学で行われた開所式の様子。左/アルプスアルパイン株式会社 泉取締役常務執行役員、右/東北大学 植田理事(アルプスアルパイン株式会社のプレスリリースより)