Schooが近大のDX推進支援 アドバイザリー契約締結

社会人向けオンライン生放送学習サービスを提供するSchooと近畿大学は10月16日、同大学内のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進をSchooが専門アドバイザーとして支援する、アドバイザリー契約を締結したことを発表した。

 

近畿大は「学びたい者に学ばせたい」という初代総長の理念により、大学設立から11年後の1960年から通信教育部を開設するなど、関西におけるリモート教育では草分け的存在。Schooとは2015年以降、タイアップ授業の制作・配信や、学生によるプラットフォームの利用などで連携していた。

 

Schooは近畿大に対し、(1)教室のスタジオ化のための機材の選定や準備に関するアドバイス、(2)オンライン講義配信ツール・DXツールの選定における情報提供及びアドバイス、(3)学内全体のDX推進に関わる管理体制の構築と運営へのアドバイス等を行う予定。同社が約9年間積み上げてきたオンラインでの教育・学習事業運営知見や、オンラインでの学習体験設計、安定したライブ配信技術を活かすとしている。

 

今後の高等教育について近畿大は、「教養科目などは、大教室に大人数が集まって授業を受けるスタイルはなくなり、各々が自宅等でオンライン授業を受けることが主流になる」とし、来年4月までに教養科目のうち20科目程度を作成、その後、外国語科目や専門科目についてもオンデマンド化を検討する計画だ。

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