岡山大、事業継続プロフェッショナル資格取得講座のプレ研修を開催

岡山大学は2月24日、事業継続プロフェッショナル(ABCP)資格取得講座受講のための予備知識を学ぶプレ研修を開催した。内閣府に採択されている「国立大学イノベーション創出環境強化事業」の一環となる。

岡山大は同事業の一環として、コロナ禍においてリスクマネジメントの機能とノウハウを活かし、イノベーション達成のための全体最適・継続的改善に力点を置いた、統合リスクマネジメント(ERM)の構築・運用を進めている。その取り組みの一つとして、リスクマネジメントやBCP(事業継続計画の策定)/BCM(事業継続マネジメント)の研修を行っている。

ABCP資格は、DRIインターナショナル(Disaster Recovery Institute International)認定の世界標準(プロフェショナル・プラクティス)に基づく、事業継続の専門家資格。3月に開催されるABCP資格取得講座に向け、予備知識や学習方法を学び、知識の定着を確実なものにすることを目的としたプレ研修では、ABCP資格を有する同大学の山﨑淳一郎研究協力部長が講師となり、同講座の概要やポイント、参考となる書籍などについて解説した。

ABCP資格は現在、世界中で14,000以上の認定者がいるが、国内大学においては取得者は4名しかいない。

21.3.8news3