リーピー、「求職者から選ばれる企業」の採用戦略を解説

026年10月8日、碧南商工会議所主催の「人が集まり、人が辞めない会社のつくり方セミナー」第2回で、株式会社リーピー(本社:岐阜県岐阜市)代表取締役の川口聡氏が講師を務めた。

同セミナーは、地域企業が抱える採用難や人材定着の課題解決を目的とした全3回のシリーズ。第1回では、求職者に自社を「知ってもらう」ための採用活動の仕組みや認知度向上について解説した。第2回は「選ばれる」をテーマに、求職者が企業を比較・検討する際の判断基準や、応募から内定承諾につなげるための具体的な採用手法を紹介した。


株式会社リーピー・プレスリリースより。

川口氏は、求職者から選ばれるための取り組みを「応募前」と「応募後・面接後」の2段階に分け、それぞれに応じた対応が必要だと説明。採用サイトの改善や面接対応、生成AIの活用など、リーピーの実践事例を交えながら解説した。

応募前の段階では、求職者の判断に必要な情報を発信することが重要となる。求人媒体や企業のWebサイト、SNS、生成AIなど、企業を知るきっかけが多様化する中、求人広告を出すだけでなく、求職者が何を重視して企業を選ぶのかを理解する必要があるとした。

その具体策として挙げたのが、採用サイトの充実だ。求人広告を見た求職者の多くが企業の採用サイトも確認することから、自社の魅力や働く環境を伝える情報が欠かせないと説明。応募への心理的なハードルを下げる工夫や、企業のありのままの姿を発信する方法、社内の情報を採用コンテンツに活かす方法も紹介した。

応募後の段階では、企業側の対応スピードや面接でのコミュニケーションが、求職者の入社意欲に大きく影響すると指摘。選考中の迅速な対応や、面接を通じた企業の魅力の伝え方、経営者が採用活動に関わる意義について解説した。企業が人材を選ぶと同時に、求職者からも選ばれるという視点を持つことの重要性を伝えた。

また、生成AIの普及が採用活動に与える影響にも言及した。リーピーでは、求職者がChatGPTを通じて同社を知り、応募に至った事例があるという。川口氏は、AIの活用状況そのものが若い世代の企業選びの判断材料になりつつあるとし、業務効率化に加え、働く環境の改善や採用力の向上につなげる重要性を伝えた。

参加者からは、内定後の対応や採用サイトの運用、社内のAI・DX推進など、実務に直結する質問が寄せられた。リーピーは今後も、採用支援で培った知見や実践事例を発信し、地域企業が継続的に人材から選ばれるための支援を進めていくとしている。