令和5年度「学校基本調査」(速報値)を公表 文科省

文部科学省は8月23日、令和5年度「学校基本調査」の一部主要な項目について、速報値を公表した。

調査結果によると、初等中等教育機関、専修学校・各種学校の在学者数に関して、小学校は605万人で、前年度より10万2千人減少、中学校は317万8千人で、前年度より2万8千人減少し、ともに過去最少の結果となった。

高等学校も291万8千人で、前年度より3万8千人減少した。一方、特別支援学校は15万1千人で、前年度より2千7百人増加し、過去最多。また中等教育学校も3万4千人で、前年度より5百人増加し、過去最多となった。

高等教育機関の在学者数、教員数に関して、大学全体の在学者数は294万6千人で、前年度より1万5千人増加し、過去最多となった。そのうち学部は263万3千人で、前年度より8百人増加し、過去最多。大学院も26万6千人で、前年度より4千2百人増加した。

大学学部の女子学生は、120万4千人で、前年度より3千4百人増加し、過去最多。学部学生に占める女子学生の割合は、45.7%(前年度より0.1ポイント上昇)で過去最高となった。

教員数を見ると、大学全体の女性の教員数は、5万2千人(前年度より1千3百人増加)で過去最多。また、教員全体に占める女性の割合も、27.2%(前年度より0.5ポイント上昇)で過去最高となった。

「学校基本調査」は、文部科学省が、学校教育行政に必要な学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的として、昭和23年度より毎年実施している。調査期日は令和5年5月1日現在。なお、すべての項目の集計結果は、12 月に確定値として公表する予定。

速報値の詳細はURLから。
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/kekka/k_detail/2023.htm

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画像は「令和5年度学校基本調査(速報値)」(文部科学省)から。