暗黙知を形式知化するナレッジマネジメントの最前線

暗黙知を形式知化するナレッジマネジメントは先端教育の目指すべきゴールのひとつだ。予測不可能な時代におけるナレッジマネジメントの重要性や、最新の手法を解説する。

不確実性の時代における、知識および先端教育の重要性

田原 祐子

田原 祐子(たはら・ゆうこ)

ナレッジマネジメントによる知的資本戦略・組織開発・人材育成を手掛ける株式会社ベーシック代表取締役。上場企業社外取締役、環境省コンテンツ開発等も務める。フレーム&ワークモジュール®を国際カンファレンスで発表し、論文は全国能率大会(経済産業省後援)で3度受賞。

「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」では、『予測不可能な時代』の到来を見据えて必要とされる人材像が明らかにされ、『課題を解決するための知識・新しい知・その基盤となる教育の重要性』があげられた。

我々は、今まさに COVIT-19によって社会・ビジネス・教育・生活等すべての領域で『予測不可能な未曽有の変化』に直面している。思えば、有史以来、人類は様々な危機や変化を知恵によって解決・克服し生き延び、新たな時代や価値観を生み出してきた。こうした未来を築く知恵を教育によって導くことこそが、先端教育の真価ではないだろうか。

本稿では、『知識・新しい知』を、人材教育・組織開発に活用・管理・発展させるための、ナレッジマネジメントについて紹介したい…

(※全文:1736文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。