東英弥理事長が「第24回渋沢栄一賞」受賞  渋沢哲学の体系化構想

学校法人先端教育機構(東京都港区)の東英弥理事長が、埼玉県・深谷市・公益財団法人渋沢栄一記念財団が主催する「第24回渋沢栄一賞」を受賞した。2026年2月10日、ソニックシティ(埼玉県さいたま市)にて授賞式が行われ、大野元裕埼玉県知事より賞状が授与された。

同賞は、近代日本の礎を築いた渋沢栄一の生き方や功績を全国に発信するとともに、渋沢栄一の精神を今に受け継ぐ全国の企業経営者に贈られるもの。東理事長は、多岐にわたる企業経営の実績に加え、「事業構想大学院大学」および「社会構想大学院大学」を設立。教育・文化を通じた社会貢献が、渋沢栄一の理念に通じるものとして高く評価された。

■ 「渋沢哲学」を現代のカリキュラムへ

授賞式のスピーチで東理事長は、49年前に埼玉県大宮市(当時)でキャリアをスタートさせた際、渋沢栄一を描いた城山三郎氏の著書『雄気堂々』に支えられたエピソードを披露。その後、独立と起業を経て社会人大学院へ入学し、恩師たちから『論語と算盤』の理念と精神を説かれ、企業研究・組織研究に没頭したという。この経験が、現在の事業構想大学院大学および社会構想大学院大学の設立理念――社会課題の解決と事業利益の両立――に直結していると述べた。

今後の展望として、創立15年を迎える同機構内に新たな研究部署を設置する構想を明かした。渋沢翁の教えを現代の言葉で分かりやすく、学びやすく体系化したカリキュラムを作成する構想を進めているとし、「日本の再興には渋沢哲学および渋沢行動学が不可欠です」と述べた。実務を経験した社会人が学び直し、幅広い分野を視野に入れて研究を展開し、挑戦することで日本は再び強くなるという信念のもと、自身も生涯現役の精神で教育事業に邁進する決意を新たにしたと話した。